Story
ストーリー

誕生秘話:コロナ禍から生まれた、新しい挑戦
「宮崎の美味しいフルーツを、もっと多くの人に届けたい。」
そんな想いから、菓te-riの『宮崎フルーツバター』は誕生しました。きっかけは、コロナ禍。販路を失い、苦境に立たされていた宮崎県のフルーツ農家との出会いがすべての始まりでした。「本当に美味しい果物を作っている農家さんのためにも、自分の商品でたくさん使用してあげたい。」そんな強い想いが、商品開発を後押ししました。
また、菓te-riの人気商品「バターサンド」のファンであるお客様から「バター部分だけ売ってほしい」というリクエストもあり、開発への道が拓かれたのです。

こだわり01:宮崎の恵みを、そのままに
『宮崎フルーツバター』は、約1年の開発期間と多くの試行錯誤を経て完成しました。クラウドファンディングにも挑戦し、たくさんの人の協力を得ながら作り上げた、こだわりの一品です。フレーバーには、南国宮崎らしい「マンゴー」「いちご」「日向夏」の3つをセレクト。
「宮崎のフルーツの美味しさをそのままに」。
使用するのは、宮崎県産フルーツ、高千穂発酵バター、そしてほんの少しのてんさい糖のみ。保存料・着色料・香料などの添加物は一切加えず、素材の力をまっすぐに活かしています。

こだわり02:フルーツの力を引き出す技術
製造を担う『宮崎長友農園』は、全国でもいち早く『低温真空釜』を導入し、フルーツを最も美味しい状態で加工する技術を磨いてきた農園です。一般的なジャムよりも、できるだけ低温・短時間で火入れすることで、フルーツの自然な甘みを最大限に引き出し、砂糖の使用も最小限にとどめることを可能にしています。
『宮崎フルーツバター』は、そんな美味しいジャムと、宮崎県産の発酵バターを合わせたシンプルなスプレッド。シンプルだからこそ、素材の質の高さと、職人たちの技術力が際立つ一品に仕上がっています。
「宮崎の食材の旬を、ひとつの瓶にぎゅっと閉じ込めてお届けする」──それが、長友農園と菓te-riの共通する想いです。

想い:秘境から、全国へ
『菓te-ri』店主の椎葉昌史さんは、13年前、東京で大手飲食店での新店舗立ち上げや店舗運営を経験。東日本大震災がこれからの生き方を考え直すきっかけとなり、30歳になる年に、帰村する道を選びました。
椎葉村は、宮崎県の山間部に広がる日本三大秘境のひとつ。深い山々と清らかな川、伝統が息づく自然豊かなこの土地には、今も昔ながらの暮らしと風景が残されています。決して交通の便が良いとは言えないこの場所だからこそ、「地元の素材を活かした加工品で、遠くの人にも椎葉の魅力を届けたい」と、椎葉さんは考えました。

夫婦二人三脚で『菓te-ri』を立ち上げ、今も少人数のチームで、丁寧なお菓子づくりを続けています。人気商品の「宮崎バターサンド」は、年間3種類以上の新フレーバーをリリースし続けるなど、お客様に「新しい美味しさ」を届けるための努力を惜しみません。自然の恵みと、人とのつながりを大切にする、そんな秘境の菓子工房として、これからも宮崎の美味しさを全国に伝え続けます。

椎葉のスウィーツ 菓te-ri
https://shiibaya.thebase.in
宮崎長友農園株式会社
https://www.nagatomo-farm.co.jp/

おすすめの食べ方
毎朝の食卓に
食パンやバゲット、カンパーニュなど、お好みのパンにたっぷり塗って。南国のホテルに来たような、贅沢な朝になること間違いなしです。

お酒のお共に
ラップにくるんで棒状に成形、一晩冷凍庫で冷やし固めれば、白ワインやシャンパンにもあうアペタイザーに。塩気のあるクラッカーに乗せるのがおすすめです。(マンゴー、いちごは固まりにくいので、そのままクラッカーに乗せて食べても美味しくいただけます。)

フルーツ香るドレッシング
リッチなフルーツバターを最後まで楽しみたい。そんなときは、食べ終わった瓶に、オリーブオイルと白ワインビネガー各15ml、塩ひとつまみを入れて蓋をし、しっかりと振れば、なめらかなフルーツドレッシングの完成です。お好みでブラックペッパーやお砂糖を足して、好みの味に仕上げておたのしみください。