Story
ストーリー
誕生秘話:世界が恋する「MATCHA」を、もっと身近に!
今、日本の抹茶は「MATCHA」として世界中で愛されています。ヘルシーで、かつ気持ちを整えるドリンクとして、ニューヨークなど海外のカフェでも日常的に飲まれるようになりました。福岡市の商業施設「キャナルシティ博多」にある「GOOD MARKET KYUSHU」にも、海外からの来日客が本場の「MATCHA」を求めて訪れます。「抹茶はほしいけれど、数千円の缶入りは少しハードルが高い。もっと手軽に試す方法はない?」このような声に応えるべく、本物のお茶のおいしさを、旅先や海外でももっとスマートに楽しめるものを作ろう。銘茶の産地・福岡県八女地方で、プロジェクトが立ち上がりました。
こだわり01:八女のテロワールと、手間を惜しまない遮光栽培
眼下一面に見渡すばかりの茶畑が広がる。
おいしさの理由は、まず八女の豊かな大地にあります。「この地域は昔から腐葉土が重なった肥沃な土地で、様々な作物がよく育つんです。さらに標高差による寒暖差によって、山間地には朝夕に霧が多く発生します。これは玉露など上質なお茶の栽培に非常によい条件です。ここで大切に育てられ、丁寧に摘まれた茶葉から、八女茶が生まれています」。そう話すのは、今回のプロジェクトのパートナーである古賀製茶本舗の古賀善信社長です。
お茶の話になると力がこもる、古賀製茶本舗の古賀善信社長
八女茶は他産地と比べても渋みが少なく、豊かな甘味が特徴です。そのポテンシャルを最大限に引き出すのが、伝統的な「遮光栽培」です。特に抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」は、摘み取り前の約20日間、茶園を黒い幕で覆い日光を遮ります。「あえて日陰を作ることで、茶葉はゆっくり、柔らかく育ちます。そうすることで、渋みが抑えられ、あの鮮やかな緑と凝縮されたうまみが生まれます」と古賀社長。
手間とコストがかかるため避ける地域も多い手法ですが、八女ではあえてこの丁寧な栽培を貫いています。この手法が、抹茶との相性がとてもよいのです。このこだわりが、世界中のバイヤーを唸らせる芳醇な一杯が作られています。
抹茶になる前の「碾茶」。鮮やかな緑が美しい
こだわり02:鮮度を閉じ込める、現代の職人技
古賀製茶本舗の歴史は江戸時代の文政2年(1819年)にまで遡ります。200年以上にわたり、八女の茶文化を牽引してきました。「かつて私の先祖は京都へ修行に行き、当時最新だった木製のお茶の選別機や職人を、八女へと連れて帰ってきました。その『いいものを積極的に取り入れ、磨き上げる』という姿勢が、私たちの原点です」と古賀社長は話します。
品質管理のために「お茶を見る」ことは欠かせない
工場の扉を開けると、芳ばしい香りに包まれます。古賀製茶本舗の真髄は、農家が育てた「荒茶(あらちゃ)」を自社の確かな目利きで格付けし、鮮度を保ったまま製品化することにあります。「お茶は生き物。毎日、その日に必要な分だけを焙煎しています」最新の焙煎機を駆使し、茶葉の芯まで均一に火を通すことで香りを最大化。こうして仕上げたお茶を、今回は酸化を防ぐスティックに封じ込めました。「抹茶は開封後の劣化が難点でしたが、スティックならいつでも開けたての香りを楽しめます」。
パッケージの裏面には英語での飲み方も併記し、世界中の誰もが簡単に最高の一杯を淹れられるよう、工夫しました。昔ながらの職人のこだわりを、スティックという現代の形に封じ込める。こうして老舗が提案する「新しい抹茶」が完成しました。
想い:「一服」の精神は、海と時代を越えて
お茶の木はとても深く根を張るため、一度地面に根付くと災害に負けないたくましさを持つ植物です。かつて結納品にお茶が使われたのも、その地にしっかり根を張るようにという願いが込められていたからだそう。古賀製茶本舗は、まさに茶の木のように、八女の地で地道にお茶づくりを続けてきました。
お茶はもともと日本の暮らしに深く根ざした実用的な存在でしたが、最近は、お茶を巡る状況もめまぐるしく変化しています。急須を持たない家庭が増える一方で、コンビニでお茶を買う習慣がすっかり一般化しました。そして海外では「MATCHA」が市民権を得ています。古賀社長は、海外からの評価が、日本のお茶文化を見直すきっかけになるかもしれないと考えています。「海外でのブームをきっかけに、日本茶の価値が逆輸入のような形で入ってくるのもいいのではないかと考えています。お茶は茶葉そのものの品質はもちろん大切ですが、お茶を “一服する”時間もまた、かけがえのない文化です。だからこそ、単なる効率的な商品としてではなく、文化の担い手であるという気持ちを大切にしたいですね。ぜひみなさんには毎日お茶を飲んでいただきたいです」。
今回のスティック八女茶シリーズは、新しい時代の流れを捉えた、お茶の楽しさに触れるための入り口です。世界でのお茶ブームを追い風に、日本の文化を伝える存在として、世界中の暮らしに浸透していくかもしれません。
古賀善信社長と、プロジェクトを担当した古賀万智子さん
おすすめの食べ方
抹茶ウォーター
350mlのペットボトルに抹茶スティック1包(2g)を入れて、シェイク! これだけで手軽においしい冷抹茶が楽しめます。封を開けた瞬間のフレッシュな香りは、コンビニのお茶とはひと味違います。スティックをバッグに入れておけば、外出先でもいつでも淹れたての味が楽しめます。
抹茶ナッツ
ビニール袋にミックスナッツ(約60g)と、抹茶スティック1包(2g)を入れてシャカシャカ振るだけ! 有塩ナッツならそのままでOKですが、無塩ナッツなら塩を少し足すと、よりおいしさが引き立ちます。もし余裕があれば、フライパンで溶かした砂糖(30g)にナッツを絡めてから、抹茶をまぶすのもおすすめ。ひと手間で、本格的な味わいになりますよ。
抹茶ラテ
ラスに抹茶スティック1包(2g)と水(30cc)、氷を1つ入れて、よくかき混ぜます。こうすることで、ダマにならずにきれいに溶けます。別のグラスに牛乳(約200cc)を用意して、その上からゆっくり注げば、きれいな2層に分かれたラテの完成! お好みでガムシロップを足して、甘さを調整するのもおすすめです。